養殖ガニって見たこと無い・・・あるの?

養殖ガニって見たこと無い・・・あるの?

 

活きガニ

カニの養殖は、理論的には可能だといわれています。

しかし、コストがかかるなどの別の理由があり、広がっていないようです。

 

カニにはズワイガニ、タラバガニ、ワタリガニ、毛ガニ、上海蟹など様々な種類があります。
この中で養殖されているのは、上海蟹やワタリガニなど一部です。

 

ズワイガニの養殖は技術研究が進められてきましたが、カニの養殖技術の確立はとても困難なものでした。
カニの養殖技術が確立したのは30年以上の年月を要しました。
日本に続いて韓国でもズワイガニの養殖技術を確立して、ニュースになりました。

 

また、高知県の四万十川でもモズクガニの養殖に成功したという話もあり、
カニの養殖の成功事例はあります。
ただし、カニの養殖はあまり行われていません。

 

それは、カニの養殖は難しいことが理由としてあります。
水やエサなど、カニの養殖にはデリケートな管理が求められます。
そんな管理をするためには、多くの費用がかかるというコストの問題があります。

 

ただし、日本のカニの養殖技術は、実績から見ても韓国の養殖技術と比べて劣りません。

 

カニの養殖は不可能ではありませんが、コストなどのさまざまな問題から大きく広がっていないのが現状です。
そのため、日本で出回っているカニは、ほとんどが天然モノです。

 

日本で養殖のカニが市場に出回っているのは、上海蟹、ワタリガニくらいです。
カニといえば圧倒的な人気を誇るズワイガニは、すべて天然ものと考えて間違いないでしょう。
ワケありなどといって通販などで販売されているズワイガニも、間違いなく天然モノと思っていいでしょう。

 

もっとズワイガニやタラバガニの養殖技術が発達して、コストなどの問題をクリアすることができれば、
味も天然ものに負けていない養殖のズワイガニを楽しむことができるようになるかもしれません。
日本の養殖技術は高いようですから、カニの需要に応えられるように期待したいものです。

 

養殖のカニが出回って、カニがもっと身近になると気軽に楽しめるようになるかもしれませんね!