タラバガニの特徴【生態・美味しい食べ方】

タラバガニの特徴【生態・美味しい食べ方】

 

タラバガニ

タラバガニは、ズワイガニと比較しても見た目が大きく違っていてわかりやすいカニです。

体も大きく脚も太いのが、タラバガニの特徴です。

 

タラバガニはズワイガニと並んでカニとして楽しまれていますが、学術上の分類ではタラバガニはヤドカリの一種です。
生物学上で異なる分類となるタラバガニですから、カニに分類されるズワイガニとは異なる特徴があります。

 

タラバガニは太い脚が4対8本あり、大きな甲羅でトゲトゲしています。
脚が10本あるズワイガニと比較すると、見た目はまったく違います。

 

タラバガニの産地は、日本では北海道です。北陸などでも獲れますが、代表的な産地は北海道でしょう。
タラバガニの産地は国産だけでなく外国産もあります。

 

タラバガニは大きく脚も太いため丈夫で、ロシア産のものも多く入ってきています。
中には、ロシアで獲れたタラバガニを国内の港で水揚げして、国産表記で出荷していることもあるようです。
これは違法ではありませんので問題はありません。

 

国産も外国産もタラバガニは味に差はありませんので、特に国産にこだわる必要はないでしょう。
タラバガニの脚は太く身が引き締まっていますので、プリプリとした食感を楽しめます。
タラバガニは脚の部分だけを食べて、カニ味噌はほとんどありませんので食べません。

 

大きなタラバガニは大ぶりの身を楽しむことができますが、味は淡白なのでカニ鍋などで食べるのがおすすめです。
バターなどで大ぶりな身を焼いて、カニステーキなどでもよいでしょう。

 

タラバガニはズワイガニのようにブランドはありません。
「花咲ガニ」はタラバガニの仲間で希少なカニとされています。

 

タラバガニを購入するときは、「アブラガニ」というタラバガニに似たカニを間違えて購入しないように注意しましょう。
「アブラガニ」は食べてもおいしくいただけるため、「アブラガニ」をタラバガニとして売っている悪徳業者、
悪いショップがありますので十分に注意する必要があります。